幻想耽美-退廃的美学と異端の享楽

幻想耽美-退廃的美学と異端の享楽

展示タイトル

スパンアートギャラリー30周年記念Ⅰ
『幻想耽美-退廃的美学と異端の享楽』

開催日
2025年6月28日(土)~7月13日(日)
※7月2日、3日、9日、10日 水・木曜休廊
時間
11:00〜19:00(最終日は17:00まで)
会場
スパンアートギャラリー
〒104-0031
東京都中央区京橋2丁目5−22 キムラヤビル3F
開催概要
スパンアートギャラリーは今年で30周年を迎えました。
これまで多くの個性あふれる作家から創り出される細密な作品の数々をこの空間で展示してまいりました。企画に合わせて作品を創造して生み出される作品と、会場に足をお運びいただくお客様との出会いの瞬間を楽しみに、大切にしてまいりました。温かく応援してくださるお客様、企画展にご参加の作家の皆様に心より感謝いたします。
今後とも多方面から様々な企画を考えて参りますので、よろしくお願いいたします。
今回30周年を記念し、3編成にわたり展覧しております。
vol.02のテーマは「幻想耽美-退廃的美学と異端の享楽」。
耽美主義はデカダンスの思想に近い道徳功利性を廃しての美の享受・形成に最高の価値を置く西欧の芸術思潮である。文藝の世界でいえばオスカー・ワイルドや江戸川乱歩、夢野久作、澁澤龍彦などが有名であるが、彼らは反社会的な思潮から異端や闇の表現に享楽を呈し進歩的なアンチテーゼを醸し出してきた。これは、60年代に時代を席巻したアングラ文化にも通じるところがあり、最近ではゴシック=ロリータなどに影響をもたらしたことは確実である。退廃的で美しい幻想耽美アートを一部のファンだけでなく幅広い層にも広がるように「幻想耽美」を平面と立体を通して様々なジャンルから広げて行きたいということが、今展覧会の思いです。
ぜひ、会場でご高覧ください。
参加作家
浅野信二、東逸子、アルフォンス・イノウエ、伊豫田晃一、内林武史、勝国彰、金子国義、北見隆、清原啓子、桑原弘明、小泉孝司、島津さゆり、菅原優、建石修志、鳥居椿、山本タカト、山本六三、藤原舞子、Sui Yumeshima